ホントに大丈夫?LEDを使っちゃダメな6つのパターン

ホントに大丈夫?LEDを使っちゃダメな6つのパターン

私は照明製品の担当をしているのですが、毎日お客様から実に様々なお問い合わせをいただきます。そこで、今回から不定期ですが、お客様からよく聞かれることをピックアップして、皆さんの疑問を解決していこうと思います。

 

まずよくあるのは、こちらのお問い合わせ!

『今、白熱電球を付けてる器具にそのままLED電球を取付けても大丈夫?』

 

結論から言ってしまうと、ほとんど大丈夫です!

 

一番重要なのは、電球の口金部分(器具にはめる部分)のサイズです。ここのサイズが現在使っている白熱電球と同じであれば、問題なく交換可能です。(※ただ、白熱電球よりもLED電球の方が大きいことが多く、照明器具のサイズによっては、取付けられない場合もあるので、寸法は細かく調べられた方がいいと思います。)

 

しかし『100%』大丈夫ではありません。悲しいかな、例外は必ずあるものです…。

 

以下の6つの条件のいずれかに当てはまる場合は、サイズが合っているだけでは、ご使用いただけません。失敗しないためにも是非ご確認を!

 

 

1. 調光機能付きの器具・センサーによる自動点滅機能付きの器具

調光

光の明るさを調節できる調光機能付きの器具は、『調光機能に対応』と表記されたLED電球でないと使えません。センサーによる自動点滅機能付きの器具に関しても、調光対応のLED電球で使える場合もあるようですが、基本的に『センサー付』や『自動点滅機能付き』のLED電球をご使用ください。

 

お客様から『非対応のLED電球だけど試しに付けてみたら点灯した!』という報告をまれにいただくのですが、対応と非対応のLED電球は内部の回路が違うので、仕様通り安全にお使いいただくためにも、きちんと表示を守ってお使い下さいね。

 

2. リモコン付きの器具や回路での使用

リモコン

白熱電球とLED電球は回路が違うので、前述と同じく万が一点灯したとしても基本的には使用不可です。リモコン付きの器具が駄目なのではなく、あくまでリモコン付きの『白熱電球用の器具』が駄目なので、最初からLED電球専用のリモコン器具であれば問題はありません。

 

見た目は変わらないけれども回路は違う…。文系にはいまいちピンとこないので、点灯すれば万事OKと思っちゃいますが駄目なんですね(笑)

 

3. 水滴のかかる状態や湿度の高いところでの使用

rain drop

LED電球は白熱電球と違って密閉されておらず、内部に水分や湿気が入り込んでしまいます。その場合、内部の電子基板は水に弱いので、直接水がかからずとも湿気で故障してしまいます。故障で済めばいいですが、発煙・発火の可能性もありうるので、湿度が高いところや濡れる可能性のある場所で使用する際は、必ず『防水』のLED電球をお選びください。

 

また、浴室や洗面所で使用される『防雨・防湿型器具』にLED電球を使用する場合は、『防雨・防湿器具対応』や『密閉型対応』のものをお使いください。

 

4. 密閉型器具での使用

marine lamp

「熱くない」というのが売りのLED電球ですが、LED電球も白熱電球まで高温にはならないものの発熱します。更にLED電球には『熱に弱い』という弱点があり、各メーカー放熱対策にはかなり力を入れています。なので、放熱を妨げる密閉型の器具での使用は、LED電球の寿命を縮めることになりますし、器具が高温になってヤケドの危険性もあるので要注意。

よく『マリンランプで使いたいのですが大丈夫ですか?』とお問い合わせがあるのですが、『密閉型対応』のLED電球を使われるか、または、メーカーによっては最低の空気容量を表記していることもあるので、密閉型の器具にLED電球を使おうとされている方は、きちんと条件を満たしているかどうか必ず確認してくださいね。

 

5. 断熱材施工用器具(SB型,SGI型、SG型)での使用

断熱材施工マーク

SB、SGI、SG…すぶ、すぎ、すぐ??

断熱材施工用器具とは、断熱材を天井等に敷き詰める場合でも施工可能な照明器具で、写真のようなマークの場合が照明器具に表記されているものが該当ということになります。先ほどの密閉型器具でも説明したように、LED電球は熱に弱いので、断熱材で放熱を妨げてしまうと寿命が極端に短くなってしまいます。最悪発火でもしてしまうと最後、火事にも繋がり大変危険です。LED電球の多くは、断熱材施工用器具での使用を禁止していますが、わずかながら『断熱材施工用器具対応』のものもありますので、ご心配なく!

 

6. 非常用照明器具での使用

非常

だんだんマニアックになってきた感がありますね。いえいえ、知ってて損はさせません!

こちらも今までの流れ的に『非常用照明器具対応のLEDがあるんです☆』といきたいところなのですが…残念。違います(笑) 『消防法』という法によって、がっちり定められてるのです。簡単に説明すると、非常用照明器具は火災等の非常時でも問題なく点灯することが求められるので、耐熱性が低いLED電球では、到底使用は不可能ということになるのです。火事でも頑張る白熱電球。すごいです。

 

いかがでしょうか。

 

意外に禁止事項が多くて、少々面倒に感じられたかもしれません。

けれども場合によっては、火災の引き金になる可能性もありますので、上記の6つの条件を頭の片隅に置きつつ、安全かつ快適なLEDライフを送っていただければと思います。