白熱電球からLED電球に切り替える際、失敗しない為の7つの点
あっ、電球が切れちゃった!!この際だからLED電球に換えようかな?
近頃はLED電球の市場値段も下がってきて、省エネで家計にやさしいLED電球に買い替える人が増えています。
しかし、電球を買い換える際、チェックしておかなければならない幾つか項目を知らないが為に間違ったLED電球を買ってしまう人も増えています。
どのようなことに注意が必要で、どんな事を調べてからLED電球を買ったらいいのか?
これさえ知っていれば!というポイントをまとめてみました。
■ポイント1:明るさはルーメン(lm)の項目をチェック!
現在販売されているLED電球には色々な明るさのものがあります。
現在使っている電球と同じくらいの明るさのLED電球を買いたい場合は現在使っている電球に書かれている消費電力をチェックしましょう。
また、白熱電球の場合明るさは消費電力(W)で表されますが、LED電球では明るさはルーメン(lm)の単位で示されます。ルーメンの数値が高いほど光が明るいです。
明るさの目安としてすこしご紹介します。
一般電球タイプ 口金E26
白熱電球ワット(W) | 20W | 30W | 40W | 50W | 60W |
---|---|---|---|---|---|
LED電球ルーメン(lm) | 170lm以上 | 325lm以上 | 485lm以上 | 640lm以上 | 810lm以上 |
小形電球タイプ 口金E17
白熱電球ワット(W) | 25W | 40W | 50W |
---|---|---|---|
LED電球ルーメン(lm) | 230lm以上 | 440lm以上 | 600lm以上 |
明るさを知りたいときにはまずルーメンを見ましょう!
■ポイント2:一番適した光の色を選ぼう!
白熱電球もそうですが、LED電球にも光の色が色々あります。
LED電球には温かみのあるオレンジ色のような光の「電球色」と白っぽい光の「昼白色」、自然光のような色「昼光色」などがあります。
・電球色
昔ながらの電球のようなオレンジがかった光色です。
穏やかで暖かい感じでリラックスしたい場所(寝室など)に向いています。
・昼白色
太陽光に似たナチュラルな白い光色で自然な明るさです。
リビングやダイニングなど昼間でも人が居る場所に使うといいでしょう。
・昼光色
昼白色より少し青みがかったクールな感じの光色です。
仕事場や勉強部屋など気持ちを集中させる場所にいいでしょう。
一般的には色の種類は上記のように言われていますが、部屋の雰囲気や好みによって光色をチョイスしましょう!
■ポイント3:忘れちゃいけない重要な口金(くちがね)サイズ!
口金とは電球をソケットに差し込む金具の部分の名称で、一般的には「E+数字」で表されます。例)E17、E26など
今使っている口金をよ~く確認しましょう!
口金のサイズを間違えて購入してしまうと取り付けが出来ないので必ず確認しましょう。
そもそも、この口金の「E」とは。。?
実は、発明者トーマス・エジソンのEdison screw(エジソンスクリュー)からとったEだそうです。
■ポイント4:光の広がり方をチェック!
LED電球は光が全方向に広がるタイプ、下方向に広がるタイプ、ハロゲンランプのような光集タイプといったものがあります。
少し前まではLED電球は下方向にしか明るくない、白熱電球と比べると周りが暗い。などと言われてきましたが、今では全方向に明るいタイプなど、だんだんと光の広がり方も進化しています。
お部屋を明るく照らしたい、リビングなどしっかりと光がほしい方、ペンダントライト等に取り付けたい方には全方向に明るいタイプがオススメ。ポイントで光を照らしたいという方には下方向に明るいタイプ、ハロゲン電球のような光集タイプがオススメです。
ダウンライト等などに取り付ける際は下方向のタイプ、光集タイプがいいですね。
■ポイント5:調光機能に注意!!
LED電球に取り替える際に注意していただきたいのが「調光機能のある照明器具」。
調光機能とは??「調光」=光を調節する。それは、光の明るさを調節できる機能のことです。
スイッチやつまみで光の明るさを調節、明るさを段階調節できる照明器具を「調光機能のある照明器具」といいます。
また、調光機能に対応しているLED電球と対応していない電球があるので注意!
間違って調光機能のある照明器具に調光機能非対応のLED電球を取り付けてしまいますと電球が故障してしまう可能性があります。たとえ調光100%点灯状態にしていても×。
取り付けたら壊れちゃった!調光機能がついているかどうかちゃんと確認しておけばよかった!と後悔しないように忘れずに確認しましょう。
■ポイント6:密閉型器具、密閉に近い器具には取り付けできる?
洗面所やバスルームなどによくあるプラスチックカバーで覆われた照明器具、マリンランプのようにガラスに覆われた状態の照明器具、ようするに電球が閉じ込められた状態、密閉状態の照明器具を密閉型器具といいます。
ここでも注意!LED電球で重要なのが放熱、十分に放熱ができない環境で使用すると熱によりコンデンサーが壊れ、短寿命、故障につながってしまいます。
密閉型器具に使いたい!という方は密閉型器具に対応したLED電球を選び取り付けましょう。
■ポイント7:断熱材施工器具には?
天井に多く取り付けられているダウンライトなど、防音、省エネのために照明器具の周りに断熱材が施工されているものがあります。それを断熱材施工器具といいます。
断熱材施工器具かどうかどう判断すればいいのか?
まず断熱材施工器具の「SB」「SG」「SGI」マークがあるかチェックしましょう!
断熱材施工器具に対応しない理由は?
それは、覆われている断熱材により温度が高温になり、LED電球の放熱がうまくできず電球が故障、短寿命につながってなってしまうからです。
しかし、今では断熱材施工器具に対応したLED電球も販売されていますので、断熱材施工器具に取り付ける場合は対応した電球を選びましょう。
まとめ
以上7つのポイントをおさえて自分のお家、お部屋に合ったLED電球を探してみましょう!
白熱電球に比べてLED電球は気をつけなければならない点が多いですが、その分電気代も節約できますし、長く使うことができ、利点もたくさんあります。
形、色、光り方さまざまな種類のLED電球を手にとって、お家のLED化を成功させましょう!
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